西淀川勤労者山岳会の山行記録 2021年  日光白根山 男体山

登山例会 日光白根山 男体山 JYさん 2021年10月5日(月)〜9日 参加;11人
10月5日 大阪O-CAT20:49発=(近鉄バス・とちの木号)=京都八条口=

10月6日 天候;晴れ/曇り。 =6:00着 栃木駅 発6:41=(東武・日光線)=7:39東武日光駅7:55=(東武バス)
栃木駅より東武日光線に乗り換え、日光駅からは湯元温泉行きの東武バスに乗り換える。
東武鉄道発行の「東武フリーパス」を利用したが、栃木駅を起点に駅に戻るまでの3日間、電車・バスの乗り降り自由、しかも料金はかなりお得!でおおいに助かった。
当初1日目は夜行高速バスの疲れを考慮し軽いスケジュールにしていたが、前夜、「男体山登山指数A=登山最適」の予報に計画を変更。
パーティーを「半月山登山」と「男体山登山」の二つに分ける。今日なら半月山も眺めが良いはずだ。

<半月山組>、6名、歩行3時間10分(休憩含む)2.2km
<コースタイム>
=8:40中禅寺温泉バス停9:00=(東武バス)=9:05〜10:05立木観音=(東武バス)
=10:20第1駐車場10:35−11:50半月山頂上−12:10〜12:55展望台 昼食休憩−13:30第2駐車場13:55=(東武バス)=14:15中禅寺温泉
−華厳の滝散策−15:30=(東武バス)=16:05湯元温泉−16:20かつら荘

8:40東武バスでそのまま二荒神社前へ向かう男体山組と別れて中禅寺温泉バス停で下車。
少し疲れがあったが、今日のハイキングに不要な荷物をコインロッカーに預け、気分新たに半月山行きバスに乗り換える。
途中下車し、国重要文化財の立木観音他仏像、天井の竜の絵を鑑賞し、またバスに。
中禅寺湖スカイラインでグングン登りあげて第1駐車場へ。「少し歩いた所から展望が…」と聞いていたが、駐車場からも展望良く、男体山がくっきりと望める。
展望を楽しみ一息ついて、ハイキング開始。樹林の中、少々段差はあるが、踏み込まれた登山道を行く。バス・電車で閉じ込められていた身体を動かすには丁度良い。
1時間ちょっとで半月山頂上へ。眺望はないが、元気な顔で記念撮影。お目当ての展望台に向かう。
で先頭を歩いていたOさん・Sさんが、「すごい!いいわ!」の歓声。
展望台、確かにメッチャ展望良好
男体山は、肩にわずかにガスがかかっているものの眼前に大きく見える。
中禅寺湖も八丁出島もすぐ足元に。白根山は紅葉と雲の間に見えた。さらに西の峰は皇海山か。
男体山組に向かって「声を張り上げて呼ぼうか。」と笑い合う。(ひょっとしたら届いたかも?)
天気良く、ここで昼食。
帰りは、第2駐車場からバスで中禅寺温泉へ。
「華厳の滝まで歩いて5分」との事で初体験の3人でエレベーターに乗り込む。
下へ下へと降りるに従い迫力が増す。さすが「日本三大名瀑!」納得・堪能した。 又、又、東武バスに乗り込み湯元温泉「かつら荘」に。
団体とかち合ってやや予定が遅れたが、白い湯舟につかり、美味しく夕食を頂き、ビールは格別にうまかった!


<男体山組> 5名、歩行時間;7時間45分 6.7km
<コースタイム>
二荒山神社中宮 9:01出発−9:41 3合目−13:14男体山三角点−13:29頂上二荒山神社奥宮−16:48二荒山神社中宮=(自家用車)=17:28湯元温泉・かつら荘

二荒山神社バス停へ。待っていたOさんと合流、山門をくぐり、社務所で.登山手続きをする。
9:00スタート。クマザサの茂る樹林の道をしばらく行くと「一合目」と彫られた立派な石碑が迎えてくれた。
以後、各合目には大きな天然石に「〜合目」と彫られた石碑があり、きつい登りの励みとなった。
四合目までは山道・舗装道路を行く。赤く紅葉した木間越しに青い中禅寺湖が.見え隠れし、美しい。
10:04四合目の石の.鳥居をくぐると道は次第に険しくなる。
地図ではここから頂上まで一直線の登りとなっている。平坦な所はない。
五合目辺りからガレ場にさしかかる。角のある大小の岩が重なるように出て来る。
六〜八合目は岩場も斜度も険しくなり手を使う場面も。
落石を起こさないよう、受けないよう神経を使う。
九合目辺りから森林限界を超え、雰囲気が変わってきた。 緑が消え、赤茶けた火山礫の、足元からザラザラ崩れるイやな登りだ。
13:30やっと奥社が見えてきた。
皆、青息吐息で参拝。北側の小高い岩場には鋼の白く輝く「御神剣」が立ててあった。
眼前に中禅寺湖、八丁出島、その向こうに半月山(皆は頂きに着いただろうか。)
湖の奥では、木々が黄色く色づいていた。時折ガスが湧くがすぐに流れて行く。
あの急な岩場の下りを考えると、あまりゆっくりもしていられない。記念撮影のあと、
下りにかかる。二荒山神社に帰着。Oさんの車で皆の待つ湯元温泉「かつら荘」へ。

10月7日 天候;曇り、日光白根山
<コースタイム> 歩行時間;6時間10分 6.2km
8時に朝食。かつら荘発8:40=(自家用車5人、宿送迎車6人)=9:10丸沼高原/ロープウェイ乗り場9:18=(ロープウェイ)
=9:30山上駅9:48 2名は山上駅周辺、9名は頂上へ出発−11:49樹林帯限界−12:35稜線に出て前白根からの道と合流
−12:45祠。右手に五色沼が見える−12:50頂上−12:55〜13:10五色沼が綺麗に見える広場で昼食休憩
−14:40弥陀ヶ池への分岐。七色平へ−15:45着 山上駅 発16:10=(ロープウェイ)=山麓駅=(自家用車5人、宿送迎車6人)=16:50湯元温泉のかつら荘着。

6日夕食後、リーダーが奥白根山の天気をチェックしたところ、「明後日より明日のほうが良好」に変化していた。
宿側とロープウェイ乗り場への送迎・出発時間の変更等を折衝し、全てOKを貰い、明日の白根山登山を決行とする。
7日 8時に朝食、おかずが沢山あって美味しく、皆さんご飯おかわりして、厳しいコースに備える。
宿の送迎車に6人、田原さんの車に5人(こちらも有り難い)で8:40出発。
丸沼高原からロープウェイで黄葉を見ながら高度を稼ぎ、2000mの山上駅へ。
ロープウェイ山上駅周辺でスケッチ・散策予定のTさん・Sさんに見送られ出発。
所々紅葉している樹林帯を過ぎると、段差のあるえぐれた道になり、「ここは下りたくない。」
続く石ゴロゴロのザレ場は、すれ違った人がアイゼンを使用しているのを見て「ここも下りたくないな。」だ。
12:35稜線に出て前白根からの道と合流。
最後のガレ場、更に溶岩でゴツゴツの岩場を超えて行く。
12:45祠のある岩場で何気なく右手に目をやると五色沼が見えた。
明るいエメラルドグリーンが美しい。この山中にこの色?と不思議に思えた。
祠の少し向こうに木の標識が見え、進むとそこが頂上だった。頂上は狭く、向こうに下りる道もない。
五色沼の方向に稜線があり、少し戻りそちらへ。五色沼を眺めながら約15分の昼食休憩とする。
宿の弁当は梅干し入りの大きいおにぎり2個と漬物に茹で玉子1個!
皆さん「大きすぎ!」と食べるのに四苦八苦だ。(笑)
休憩後は北側・弥陀ヶ池へ抜けるコースで下山する事に。
だがそれらしい北へ下る道がない。頂上への分岐まで戻り西側に回り込む形で進んでみる。
Tさん・Oさんが先行偵察し、その先 なおも100mほどで木の標識を確認、目指す登山道である事が明確になった。
YAMAPでも登山地図でも、頂上から北へ下る道が表示されているが、今回、頂上から下る道は認められなかった 。
道が崩れたのだろうか?
ここから予想以上の厳しい岩場下りが続く。
リーダーの「お尻をついてズズッと下って」の声が飛ぶ。 トップのOさんの後を、AOさんが腰にテープシュリンゲを巻かれ、Tさんに確保されて下る。
AOさんは「紐付きか」と楽しみながら下る。
さらにSさんが転倒。すぐ前で岩を背にしていたHOさんに倒れ込んで止まった。お尻に打ち身程度で済んだのはラッキーだった。
途中から弥陀ヶ池が見えてきた。
YAMAPを見ると、弥陀ヶ池の分岐からロープウェイ山上駅までは1時間15分。
まだ分岐に着いていないこの状況ではロープウェイ最終(この時点では16時と認識)に間に合わないかも。
Tさんも「時間危ないんちゃう?」ちょっとヤバイかも。だが、まだ岩ゴロゴロの下り、焦る訳にもいかない。
で、ロープウェイ山上駅周辺散策中のSさんにLINEで「4時ギリギリセーフと思うが、ロープウェイが止まりそうになったら、両手広げて止めるのを止めて!」と無茶なお願いをする。
14:40分岐通過。かつら荘にも「山麓駅に4時半迎えに。」と連絡を入れる。この辺からギアを上げる。
15:17朝の道に合流。標識では山上駅まで40分、ギリギリか。
後から聞いた話、Tさん「急がんと山上駅でトイレ行く時間ないで。」「あと15分!」「あと…」としきりに急がせたとか。
皆さん、口を揃えて「Tさんは上手いわー。」と。
15:45その成果か、なんと30分で山上駅に到着!!!ゆっくりとトイレ休憩。
先行していたリーダー、ロープウェイの係員に「運行延長を…」と迫真の演技で訴えたそうだ。
係員の返答は「4時半までですが」「・・・はぁ?」――上りが4時迄で、下りは4時半迄だった!
16:10てんやわんやの末に無事ロープウェイで麓に下る。宿の迎えも到着していた。
16:50湯元温泉かつら荘着。
今日は客が少なく、温泉もゆっくり。色づいて来た黄葉・紅葉を楽しむ。
18時半からの食事はOさんの誕生日祝いもあって盛り上がる。更に「明日は楽なトレッキング!」と部屋で二次会。
天候不安の中、男体山・白根山登山という重荷を下ろしたリーダーの、数年に1回の上機嫌酔いでまた盛り上がる。

10月18日 天候;腫れ 戦場ヶ原散策
<コースタイム>歩行時間 4時間10分 8.2km
5:15もう一山−至仏山へのTさんは出発。
8時前から朝食8:55宿を出て、湯の湖へ−9:10湖畔−(西湖岸)−10:10湯滝−10:20〜10:40コーヒー休憩−10:53小滝。
湯川沿いは通行止め、迂回路へ。−11:15〜11:25泉門池−(戦場ヶ原、木道)−12:10〜12:30昼食休憩
―13:00滝上バス停 発13:13=13:30湯元温泉−13:40〜14:35かつら荘で入浴
−15:45〜15:15湯元温泉バス停。源泉散策など=(東武バス)=16:30東武日光17:28=(東武鉄道)=18:30栃木駅
−18:50〜21:00居酒屋へんちくりん22:13=(近鉄バス・とちのき号=10月9日6:09京都=大阪

今日は戦場ヶ原・小田代原散策だ。8:55宿を出て、湯の湖へと向かう。
9:10湖畔で地元の人に「東周りは近いが車がうるさい。西周りは静か」と教えて貰い、西周りの湖畔沿いに湯滝を目指す事に。
静かな湖面や周囲の山並みを楽しみつつ、木間道を歩く。
ほぼ半周まわったところで、湯の湖越しに湯泉ケ岳が綺麗に見える、
湯滝の落ち口で向こうに一昨日登った半月山が綺麗に見えた。
10:10階段を下って滝つぼに着くと、修学旅行生の集団・観光客等でかなりの混雑だ。
真っ白いしぶきを上げながら流れ落ちて来る様は豪快で迫力があった。
人混みの間を縫って我々も負けずに記念撮影をする。
10:20〜10:40土産物店横のベンチでトイレ・コーヒータイム。
すぐ近くの鹿除けの柵に、地図が掛かっていて、この柵の向こうが湯川沿いの道で、泉門池(いずみやどいけ)に至ることが判明。
休憩後、柵を開け渓流沿いの道を歩く。
10:53小滝のところから右折し橋を渡り、迂回路へ。軽やかな黄葉の林の中、気持ち良い歩きだ。
林の所々、修学旅行生のグループが自然観察員の説明を受けている。耳に入るそれを聞きながら横を通り過ぎる。
11:15〜11:25泉門池で休憩。水面が鏡のように静かで、そこに紅葉と太郎山が映っている。美しい。
青空に浮かぶ太郎山、紅葉、川面に映る紅葉…一枚の写真に写し取るのは難しい、
木道は続いて戦場ヶ原へと入って行く。
紅葉の向こうに浮かぶ、男体山・太郎山他の山並み…ゆったりとした時間が流れる.
12:10〜12:30戦場ヶ原の木陰のベンチで昼食休憩。
13:00竜頭の橋着。滝まで徒歩10分だが「2時までに入浴して出る」と宿と申し合わせしており、残念だが13:13のバスに乗る。
かつら荘の湯舟で汗を流し気持ち良くバス停に向かう。ここからは時間は十分。バスを待つ間に湯元温泉の 源泉へミニ散策に。
この山行も終わりに近づいてきた。
3日間、天気がよく、事故もなく、ホッとする。
22:13 近鉄バス・とちの木号に乗車。大阪へ向かった。

半月山 / ??のさんの半月山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
男体山 / JUNさんの男体山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
日光白根山 / ??のさんの日光白根山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
日光 戦場ヶ原 / ??のさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ