西淀川勤労者山岳会の山行記録 2021年  加古川 小野桜づつみ回廊

加古川 小野桜づつみ回廊 JYさん 2021年4月5日(月)
 左より、小野桜つつみにて、
     風情あるため池、
     国宝・浄土寺、
 
天候−晴れ・強風。参加−4名。
昨夜の雨はなんとか越したが路面は濡れ空はどんより。多分桜の花も大方散ってしまったのでは…と気が滅入る。
参加者も4名と寂しいが、午後からの青空を期待して小野市・粟生(あお)駅へ電車を乗り直ぐ。
10:10駅前から東に歩きだし数分、加古川の堤防に突き当たる。堤防上を川に沿って粟田橋から左岸に渡ると、そこから「小野桜づつみ回廊」の始まりだ。 桜は散りかけながら何とか踏みとどまっていてくれた。──が、風がかなり強く冷たい。帽子を何度も飛ばされ、最後は被るのを諦めてしまったほど。桜の花を愛でる余裕もない。
それでも昼前辺りから次第に青空が広がり、陽も射し、桜の花色も明るく浮かび上がり始めた。
堤防下の田んぼに菜の花に似た黄色い花が一面に咲いており、Fちゃんの提案で行って見ることに。 これがなかなかのビューポイント!無数の黄色い小花が風に可愛らしく揺れ、その向こうに明るみを取り戻した桜並木がずーっとずーっと続いている。ン、いいかも?
この桜づつみ回廊は全長4q。その終点新大河橋近くで昼食。
当初は来た道を折り返すつもりだったが予定変更、折角だから「広渡廃寺跡歴史公園」に足を伸ばす事に。
4人トコトコ歩きながら遠くに目をやると、どこまでも広い平野が広がり、その向こうにギザギザの山並みが青いシルエットになって見える。丹波の山々か。近くには小野アルプスのポコポコした山並みも。道端の花々、青い麦の畑、ヒバリの声に空を見上げたりしながら歩く。
12:40「広渡廃寺跡歴史公園」に到着。ガイダンスホールは月曜日で閉館。残念!丘の上に往時の基壇があった。奈良の薬師寺と同じ伽藍配置だそうな。
さらに足を伸ばし国宝・浄土寺の有り難い仏様に逢いに行くことに。風情のあるため池の道を辿った先に浄土寺はあった。土塀も、踏み入れた境内も、のどかでホッとする。快慶作の仏様はやっぱりご立派だ。西日が射し込むと黄金色に輝くとか。是非見たいとは思ったが、バスの時刻が気になる。
市の巡回バス「らんらんバス(無料?)」にて神戸電鉄小野駅へ。
桜見物だけの積もりが結構歩く事になってしまった。
冷たい風にも負けず、予定変更の歩きにも負けず、ホント!みなさまお疲れ様でした!