ハイキングから沢登り、雪山まで
西淀川勤労者山岳会
西淀川勤労者山岳会
の山行記録 2021年 大峰奥駆北部
有志宿泊登山 大峰奥駆北部
HTさん
2021年4月18日(日)〜22日(木)参加;3人
昨年6月に奥駆道の南半分を歩いたので今回は北部の半分を歩きました。
吉野山の宿に前泊して車を置き翌日にタクシーで前鬼まで行き、そこから歩いて吉野山に戻る計画にしました。
熊野から吉野へ歩くのを順峯(じゅんぶ)。吉野から熊野へ歩くのを逆峯というそうですが現代では殆どの人は逆峯だそうです。
4月19日
小仲坊手前のゲート9:40−10:10小仲坊−12:20太古の辻−大日岳付近12:40〜13:00
−14:15釈迦ヶ岳−16:10孔雀岳−16:50仏生ヶ岳−17:40楊枝ノ宿小屋
写真は、左から
二つ岩、
大日岳の修験の岩場、
日陰に積雪があった、
予報通り今日はから晴れが当分続く予報で安心。前鬼からの急登を登り太古の辻へ着く。 ここから昨年と反対の北へ向かう。
大日岳を回り込むと後ろに鎖のある岩壁が見えた。空身で登り大日岳頂上へ。
けっこう傾斜がきつく鎖を持たないと登れない。下りは迂回して分岐に戻る。
深山小屋を通り、釈迦ヶ岳に登ると展望が良い。
孔雀岳付近で水場を探しながら歩く。
かくし水は見つからなかったが烏の水で小さい鉄菅から細い水が出ていて水を補給できた。
楊枝ノ宿小屋に着くと先客が一人いてあとから一人が入ってきた。
2階もあるが1階で5人でゆったり寝れた。
後から来た若い人は六田の駅を午前0時に出発してここまで来たそうだ。負けた!
4月20日
楊枝ノ宿小屋5:25−8:50弥山小屋−大普賢岳15:15〜15:30−17:00阿弥陀ヶ森分岐−17:40小笹宿
写真は、左より、
楊枝ノ宿小屋から望む日の出、
大普賢岳 小普賢岳、
本日は12時間行動。4時に起きて5時過ぎに出発。
八経ヶ岳、弥山を越えると遠くに3つの山頂が見える。始めは行者還岳か七曜岳かと思ったがピークをいくつか越えて近づくと大普賢岳だった。 ここまでくれば後2時間。阿弥陀ヶ森の女人結界を越えて小笹宿に着く。
ブロック作りの小さい小屋でドアも壊れていてベニヤが立てかけてあった。半分ふさがれていたが吹きさらしで夜は寒かった。
それでも屋根があり板間で寝れるのはありがたい。幸い他に人はいなく。気兼ねなく過ごせた。
4月21日
小笹宿4:40−山上ヶ岳5:15〜5:25−五番関7:50〜8:00−大天井岳9:00〜9:10−青根ヶ峯12:40〜13:00−14:00金峯神社
写真は、左より、
山上ヶ岳手前で朝日が昇る、
西の覗きを覗く、
早朝の山上ヶ岳の宿坊
最終日、山上ヶ岳への登りはザックも軽くなり足取りも軽い。
山頂の宿坊あたりは誰もいない。西の覗きを覗いて早々に吉野へ向かう。
五番関まで大下りでそこから大天井岳と四寸岩山を登ったり下ったりを繰り返し、青根ヶ峰に着いた。
奥千本の西行庵を散策してゴールの金峯神社に。バス停まで下ると丁度3分後に発車のバスが待っていた。
下山後、タクシー運転手のお勧め宿、五條のリバーサイドホテルを予約して打ち上げ。
敷地内の金剛の湯という温泉でゆっくり。安くて清潔なホテルでした。
奥駆道を踏破しての計画と感想です。
@ 交通の便が悪いので車をどこに置いてどう回収するか。
→逆峯として車を置いてある所に帰って来る事にした。
A どのようにして軽量化をするか。
→シュラフ等を圧縮袋で小さくして30?のザックに収める。
B 2泊3日で北半分を歩きたい。
→ゆっくりでいいから長時間歩き通す。
上記のような計画で2回に分けて総距離100キロ、高低差8000Mを踏破する事ができた。
今回もOさんが先頭を歩き時々飛ばし我々も負けずについていく。
初日8時間、二日目は12時間、三日目は9時間とほぼコースタイム通りで歩けた。
ハードな山行であったが終わった後の充実感は大きかった。
大きな目標の一つが達成出来て同行の二人に感謝です。
大峰番外編
5月3日 我々が歩いた奥駆道、山上ヶ岳、弥山を眺めたいと思い稲村ケ岳に行って来ました。
思いがけずの霧氷の景色に嬉しい驚きでした。所々積雪もあり数日前は10センチくらいあったそうです。
写真は、左より、
登山道も一部雪、
霧氷で一部白くなった弥山、
大日山も霧氷が綺麗でした
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